◆ロコモとは・・・・・・

ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。骨や関節、筋肉などの運動器の衰えが原因で、「立つ」、「歩く」といった機能が低下している状態のことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。

 

◆ロコモ基礎クイズ

Q1 筋肉や骨が最も強いのは、何歳頃?

答え1 20歳頃、脚の筋肉量と骨量のピークを迎える

>骨と筋肉にも成長期があり、20歳頃に最も強くなります。子どもの頃の食生活や運動習慣が、生涯の骨と筋肉の健康を決めるともいえるのです。

Q2 筋肉が衰え始めるのは、いつ頃から?

答え2 足腰の筋肉は40代から衰え始める

>足腰の筋肉は40歳を過ぎた頃から衰え始め、50歳を過ぎると急激に低下。筋肉量は、20歳から75歳までに約半分になるともいわれています。

Q3 骨が弱くなり始めるのは、いつ頃?

答え3 男女共に50歳前後から骨がもろくなり始める

>骨の強度は性ホルモンと深く関わっているため、性ホルモンが減少する50歳前後から骨量が低下。特に女性は、閉経後に骨量が急激に低下します。

Q4 膝・腰の痛みやしびれの主な原因は?

答え4 膝関節や背骨の病気の悪化

>骨や筋肉の衰えを放置すると、「変形性膝関節症」や「脊柱管狭窄症」など膝関節や骨、神経の病気が悪化し、痛みやしびれ、歩行困難を招きます。

Q5 高齢者の骨折で一番多い原因は?

答え5 筋力とバランス能力の低下による転倒

>足腰の筋力が低下するとつまずきやすく、バランス能力が低下すると転倒しやすくなります。骨がもろくなっていると、転倒でも骨折が起こります。

 

 

抜粋<1からわかるロコモ 基礎知識編 監修:岩本幸英先生 九州労災病院長 九州大学名誉教授>