2㎜切開ばね指手術(低侵襲エコー下ばね指手術)
ばね指手術をお考えの方へ
ばね指は、進行すると指の拘縮や強い痛みを引き起こすことがあります。2mmの切開で、短時間の手術で治療が可能です。
「指の動きが悪い」「朝のこわばりがつらい」と感じたら、お気軽にご相談ください。
こんな方におすすめ
- 注射や薬で治らなかった方
- できるだけ傷を小さくしたい方
- 仕事や家事に早く復帰したい方
- 痛みや負担を最小限にしたい方
当院の手術の特徴
- 極小切開(約2mm)で傷跡がほとんど残らない
- 局所麻酔での日帰り手術
- 手術時間は約5〜10分で終了
- 術後すぐに指を動かせる
ばね指とは?
ばね指(弾発指)は、指の腱(腱鞘)が炎症を起こし、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる疾患です。症状が進行すると、指が引っかかって伸びにくくなり、無理に伸ばすと「カクン」とばねのように動くことから「ばね指」と呼ばれます。
- 朝、指がこわばる
- 指を動かすと痛い・引っかかる
- 指が曲がったまま伸びにくい
このような症状が続き、ストレッチや注射をしても治らない、もしくは繰り返す場合は、手術による治療が効果的です。
当院の「2mm切開ばね指手術」とは?
当院では、超小切開(約2mm)で行うばね指手術を実施しています。
従来のばね指手術は1〜2cmの皮膚切開と縫合が必要でしたが、当院ではエコーを用いることで、腱鞘をリアルタイムで観察しながら安全な手術を行います。また、特殊なガイドナイフを使用することにより、2㎜程度の小さい傷で済むようになります。

手術の流れ
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① 術前準備
指の引っかかりや痛みの程度を診察し、超音波検査で腱鞘の状態を確認。手術部位に局所麻酔を行います。
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② 手術(約5〜10分)
・手のひらに2mmの小さな切開を加えます。
・エコーで確認しながら、ガイドナイフを用いて、腱の動きを妨げている部分(腱鞘)を切開します。
・切開が極小のため、通常は縫合不要でテープ固定のみ。 -
③ 術後の経過
・手術直後から指を動かせます!
・3〜4日で日常生活に支障なく動かせるようになります。
・抜糸不要(縫合なしの場合)。
・軽作業は2〜3日後、力仕事は約2週間後から可能。※術後の傷跡は目立ちません。
費用と保険適用について
この手術は健康保険適用です。
3割負担の場合 | 約8,000円 |
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早期治療で快適な手の動きを取り戻しましょう!
小皮切直視下手根管開放術
手根管症候群の手術をお考えの方へ
「最近、手のしびれが気になる」「物をつかみにくい」と感じたら、お気軽にご相談ください。
当院では、負担の少ない小皮切直視下手根管開放術を行い、早期の改善をサポートいたします。
こんな方におすすめ
- しびれや痛みが続き、日常生活に支障がある
- 薬や装具では改善しない
- できるだけ傷跡を小さくしたい
- 仕事や家事への早期復帰を希望している
当院の手術の特徴
- 小さな傷で負担が少ない(約1~2cmの切開)
- 局所麻酔での日帰り手術
- 術後の回復が早く、早期の社会復帰が可能
手根管症候群とは?
手根管症候群は、手のひら側の手首にある「手根管」というトンネルの中で正中神経が圧迫されることで、手のしびれや痛みが生じる疾患です。特に夜間や朝方に症状が強くなり、進行すると指の動かしにくさや筋力低下を伴うこともあります。
小皮切直視下手根管開放術とは?
当院では、小皮切直視下手根管開放術を行っております。この手術は、手根管を覆う靭帯(横手根靭帯)を切開し、神経の圧迫を解除することで症状を改善させる方法です。従来の手術に比べて小さな皮切(約1~2cm)で行うため、傷跡が小さく、術後の回復が早いのが特徴です。


手術の流れ
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① 術前準備
エコー検査で、切開する靱帯・正中神経・動脈の位置を確認します。手術部位は局所麻酔を行います。
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② 手術(約30分)
・局所麻酔を行い、手首に約1cmと手のひらに約2㎝の小さな切開を加えます。
・直視下で横手根靭帯を切開し、圧迫を解除します。
・皮膚を縫合し、簡単な包帯固定を行います。 -
③ 術後の経過
・手術当日から指を動かすことが可能です。
・10日程度で抜糸を行います。
・軽作業は術後1週間程度で可能。力仕事は約3週間後から。
・術後の痛みや違和感は徐々に軽減し、約1〜3か月で改善することが多いです。
費用と保険適用について
この手術は健康保険適用です。
3割負担の場合 | 約13,000円 |
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